プログラミング教育の実態
私達プログラミングに縁のなかった親世代からすると『プログラミング教育』って何?将来のIT人材でも育てるの?など色々と疑問がでてきますが、このプログラミング教育とはシステムエンジニアやプログラマーなどを育てるための教育ではありません。プログラミング教育=パソコンスキルを身につける だけではないということです。
では、実際に何を目的としているのでしょうか。
それは『プログラミング的思考(論理的思考)を養う』ためです。“論理的思考”とはものごとを順序立てて効率よく解決する力を意味します。解決するまでの様々な試行錯誤も含めて自ら結果を導き出すことが大切になってきます。
この論理的思考はどうやったら養えるのでしょうか?
実際の文科省ではプログラミング的思考を以下のように説明しています。
プログラミングを例としてあげてはいるものの、本質的な部分において『プログラミング的思考』が「論理的に考える力」を指し示していることが読み取れます。
つまりプログラミングは「論理的に考える力」を学ぶ方法の一つと言えるでしょう。
自宅でも養える『プログラミング的思考』
プログラミング的思考=論理的思考は日常の生活でも養うことができます。例として”料理”をあげてみましょう。まずはシンプルに”お米を炊く時”はどうしたら良いでしょうか。
幾つかの工程がありますよね。順に書き出してみると…
①分量のお米をお釜に入れる
②流水でお米を研ぐ(研ぎ汁が透明に近くなるまで繰り返す)
③分量に合わせた水を注ぐ
④炊飯ジャーにセットして炊飯する
お米を炊飯ジャーで炊くだけでも上記のプロセス(行程)を踏まなければいけません。
いつもなんとなくやっている作業であっても、必要なものを準備し出来上がるまでの作業を効率よく順序立てて実行する必要がありますね。
このように『完成に至るまでの過程を考え実行すること』こそがプログラミング的思考なのです。
目的と過程を明確にし、無駄を省き最良の工程を導き出す。こんな力が身に付けば問題にぶつかった時も感情的にならず論理的に分析し行動に移せることでしょう。挫折することも大事ですが、再度トライする際に失敗した過程を考慮しよりより策を講じることができるでしょう。
小学校におけるプログラミング教育
プログラミング教育についての具体的な学年や授業内容に関しては、明確に決められているわけではないようです。
文科省の「小学校プログラミング教育の手引」には「プログラミングを通して、正多角形の意味を基に正多角形をかく場面(5年・算数)」や「電気を効率よく使うための工夫(6年・理科)」などが示されていますが、算数や理科に限らず
「様々な教科・学年・単元で取り入れ」
「各学校の創意工夫により、様々な単元等で積極的に取り組む」
ことが望まれています。
まだまだ導入されて間もない教育のため細かい指針がなく、それぞれの学校である程度、自由に実施することになっているので各学校で試行錯誤しながら進めていくものになりそうです。
先生達は大変そう(;´・ω・)
このように小学校ではプログラミングという科目(授業)が増えるわけではありませんが、様々な授業において論理的思考を養っていくことになります。
中学・高校になると情報という科目が確立されますし、センター試験の後釜である大学入学共通テストでも必須となる可能性があります。
今後のことを考えて小学3,4年生頃からプログラミング学習を始めるのがお勧めですよ ^^)
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