プロクラで育つ“本物の力”― コードから街が生まれる ―
現在、教室のプロクラレッスンでは“街づくり”に取り組んでいます。授業では「塗装された道路」や「マンション」、「公園」をプログラミングで作り上げていくのですが、今回は主に取り上げるのはガソリンスタンドとコンビニの制作です。
一見すると建築活動のように見えますが、子どもたちはただブロックを置いているわけではありません。建物はすべて、一から自分たちで書いたコードによって作られています。
壁の高さ、屋根の幅、柱の間隔。どこに何をどの順番で配置するのかを考え、プログラムとして組み立てていきます。ここで使われているプログラミングは、プログラムの基礎である【繰り返し】や【配列】、【関数】を使って建築していくため、遊びながら頭を使って学んでいくことができるのです。画面の中に少しずつ形が現れていく様子は、まさに「コードから街が生まれる」瞬間です。
■ 繰り返しを使って効率よく建てる
繰り返しを多く使われる場面は、単調で同じ作業を自動でやってくれる所です。
例えば、同じ高さの壁を横に長く並べるとき。ひとつずつ手作業で置くのではなく、「繰り返し」の処理を使います。
「同じことを何回もやるなら、まとめられるよね?」
そんな発想から、繰り返し処理を使って効率よく建築していきます。最初は仕組みを理解するのに時間がかかりますが、自分自身プログラミングを作成していくうちに理解力が上がっていきます。
自分の書いたコードで建物が一気に立ち上がる体験は、子どもたちにとって大きな自信になります。
■ 配列や関数にも挑戦
今回の制作では、建物のサイズや位置を管理するために「配列」も活用しています。数値をまとめて管理することで、建物の幅や高さを調整できるようになります。
「この数字を変えたら、全部変わるよ!」
その気づきは、プログラミングの本質に触れる大切な瞬間です。
さらに、同じ処理を何度も書かなくてすむように「関数」を使う場面もあります。処理をひとつにまとめることで、コードが整理され、見やすくなります。
難しい内容ではありますが、子どもたちは試行錯誤しながら着実に理解を深めています。
こちらが実際に子供たちが作っているプログラムです。

■ 失敗が成長につながる
もちろん、すべてが順調に進むわけではありません。壁がずれてしまったり、思った位置にブロックが置かれなかったりすることもあります。
そんなとき、子どもたちはすぐにあきらめません。
「順番が違うのかな?」「この数字が多すぎるかも」
コードを見直し、原因を探し、修正する。この繰り返しこそが、本当の学びです。
エラーは失敗ではなく、成長のきっかけ。そう実感できる経験を積み重ねています。

■ 遊びの中で広がる学び
今回の制作では自動ドアなどの仕組みは取り入れていませんが、「これ自動で動いたら面白いよね」といった声が自然と上がります。
遊びの中から新しいアイデアが生まれ、「どうすればできるかな?」と考え始める姿が見られます。
やらされる学びではなく、自分から広がる学び。それが子どもたちの成長を大きく後押ししています。
■ 教室は“答え”ではなく“考え方”を支える
教室では、すぐに答えを教えることはしていません。
「どこがうまくいっていないと思う?」「一度、流れを書き出してみようか」
子どもたちが自分で気づけるように、考え方を整理するサポートを大切にしています。
その積み重ねが、考える力や問題解決力へとつながっていきます。
■ 「全部自分で作った」という誇り
完成したガソリンスタンドとコンビニを見せてくれるときの表情は、とても誇らしげです。
「これ、全部コードで作ったんだよ!」
その一言には、自信と達成感が込められています。
今回の街づくりを通して、子どもたちは確実に成長しました。繰り返し、配列、関数といった考え方を学びながら、自分のアイデアを形にする力を身につけています。
これからも教室では、子どもたち一人ひとりの挑戦を大切にしながら、安心して成長できる環境を整えていきます。コードから街が生まれる瞬間を、これからも一緒に見守っていきたいと思います。






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