“すれ違える橋”ができるまで
プロクラ自由製作で広がる創造と工夫の力
こんにちは!ハローパソコン教室イオンタウン新船橋校の小林です!
プログラミング教室では、カリキュラムに沿った学習ももちろん大切ですが、子どもたちの「こんなものを作ってみたい!」という気持ちを何より大切にしたいと思っています。
今回ご紹介するのは、プロクラ(Minecraftを使ったプログラミング学習)初級コースに通う生徒さんが自由製作で挑戦した、ある建造物のお話です。
その作品の名は、“すれ違える橋”。
一見するとなんてことない名前のようですが、実はこの橋には、子どもならではの「こうしたい!」というアイデアと、それを形にするための工夫がたくさん詰まっていました。
発想のきっかけは「すれ違えない問題」
「普通の橋って、人がすれ違うときにぶつかっちゃうな」
そんな発想から始まりました。
Minecraftのキャラクターは、ブロック単位の空間を動くため、通路が狭いとプレイヤー同士がすれ違えないことがあります。特に橋のような細い通路では、誰かが通るのを待つ必要が出てくることも。
「じゃあ、すれ違える橋を作ってみよう!」
このシンプルだけどユニークな発想が、自由製作の出発点となりました。
何度も試して、何度もやり直して
橋の幅を広げれば、すれ違えるスペースは確保できます。でも、それだけでは面白くない。
「2階建ての橋にして、上りと下りを分けたら?」と、どんどんアイデアを出してくれました。
しかし、実際に作ってみると、プログラミング(MakeCode)が上手くいかない…
イメージしたものをプログラミングで作成するのは難しく、何度もテストをしながらやり直す姿が印象的でした。
試行錯誤を重ねる中で、次第に「見やすさ」「使いやすさ」「デザイン」などのアイデアも膨らんでいきました。
できた!「すれ違える橋」の完成
最終的に完成した橋は、2階建て構造になっていました。
まるでナイアガラの滝のような滝も造って、より幻想的な橋が出来ました!!
細かなところまでこだわって作られたその橋は、まさに「思いつきを形にした作品」だったと思います。
完成したときの生徒さんの笑顔は、達成感にあふれていました。
自由製作で育つ力
この取り組みを通して、生徒さんはさまざまな力を身につけました。
アイデアを出す「創造力」、うまくいかなかったときに立ち止まって考える「問題解決力」、試行錯誤しながら何度も挑戦する「粘り強さ」、そして完成したときに他の生徒に作品を紹介する「伝える力」。
自由製作では「自分で考えて、自分でつくる」経験をたくさん重ねることができます。
先生が教えるのではなく、子ども自身が発見しながら進めていく過程は、どんな教材にも代えがたい学びの時間です。
教室が大切にしていること
私たちの教室では、子どもたち一人ひとりの「やってみたい!」を応援しています。
プログラミングの技術だけでなく、発想を形にしていく中で得られる自信や、「つくるって楽しい!」という気持ちを何よりも大切にしたいと考えています。
たとえ小さな作品でも、それは子どもにとっての「世界にひとつだけの挑戦」です。自由製作の時間は、そうした挑戦を支える大切な時間なのです。
保護者の皆さまへ
お子さまが「すれ違える橋を作ったよ!」と話したとき、それはただの遊びではなく、自分で考え、工夫して形にした“成果”です。
プロクラの自由製作では、プログラミングや設計のスキルだけでなく、子どもたちの思考力や表現力、チャレンジ精神が育まれていきます。
ぜひご家庭でも、「どうやって作ったの?」「どこが工夫ポイントなの?」と声をかけてあげてください。子どもたちの目がキラキラと輝くはずです。
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